犬の必要カロリーを計算しよう|どれぐらい食べさればいいのか
犬にどれぐらい食べさればいいの？と疑問に思うこともあるでしょう。実は、体重と状況だけで必要な摂取カロリーが計算できます！
さっそく計算してみよう！フードのカロリーはなくても計算できるよ。
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犬のカロリー計算式
計算式は、２段階あって人間でいうところの基礎代謝量にあたる安静時エネルギー必要量と活動レベルや犬の状況によって係数を掛けると１日の必要カロリーが計算できます！
体重と状況だけで計算できるなんて！人間なら身長もいるんだけど。
安静時エネルギー要求量（RER）＝70×体重0.75
１日に必要とするカロリー（DER）＝ ＲＥＲ×係数
RER (Resting Energy Requirementの略）
DER(Daily Energy Requirementの略)
犬の状況に応じた係数
| 犬の状況 | 係数 |
| 子犬：離乳時～4か月齢 | ３ |
| 子犬：4か月以降～成犬 | ２ |
| 成犬：未避妊・未去勢 | 1.8 |
成犬：避妊・去勢済み | 1.6 |
成犬：肥満傾向 | 1.4 |
成犬：減量が必要 | 1 |
成犬：増量中 | 1.3 |
妊娠前半（6週まで） | 1.8 |
妊娠後半 | ３ |
授乳期 | ４ |
軽い労働 | ２ |
適度な労働 | ３ |
重労働 | 4.5 |
この係数とか、体重の0.75乗には、諸説ありますが犬のカロリー計算等をやっている機関が２つあって、NRC（National Research Council）米国科学アカデミーの米国学術研究会議とかAAFCO（American Association of Feed Control Officials)米国飼料検査官協会なんかで、定期的に研究されているようです。１万円以上する英語専門本やら。。。読めませんが、詳しく調べると栄養成分がどうのこうのっていう難しい話があるらしいです（笑）
ドッグフードの給餌量
今、わんちゃんにあげているフードの量はどれぐらい与えればいいのか？それは、上記で計算した１日の必要カロリーを与えるフードの1gあたりのカロリーで割れば簡単に計算できます。
フードの量(g)＝1日に必要カロリー(DER) ／ フード1gあたりのカロリー
自動計算では、分かりやすいように100gあたりのカロリーを入力できるようにしています。フードのパッケージとかに書いてあるので確認しましょう。
成犬には１日１～2回、子犬には1日２～３回で与えるのがいいらしい。
同じカロリー表示でも吸収率が違う！？
ドッグフードなどに記載されているカロリーを目安に、食べさせていると同じカロリーでも痩せたり太ったりするかもしれません。
カロリー計算は、たんぱく質や脂質、炭水化物から表示カロリーを計算していますが、体脂肪になりやすい成分だったり、腸内で吸収されやすさ、吸収されずに排出されてしまう場合もあるらしいので、わんちゃんの状態を見ながら調整するのがよさそうです。
ボディコンディショニングスコア
ボディコンディショニングスコアとは、犬の肥満度合いとやせの度合いを簡単に評価するための指標です。やせすぎのBCS１から肥満のBCS９の９段階で評価します。ただ、９段階は多すぎなので簡易的に５段階評価することが多いようです。
BCS1 = やせすぎ：肋骨や背骨が浮き出ているぐらい。もっと食べさせましょう。
BCS2 = 体重不足：ちょっと脂肪がついているけど、肋骨も容易にさわれるぐらい。もうちょい食べさせましょう。
BCS3 = 理想体重：お腹もでてないし、骨が隆起しているところには触れるぐらい。これぐらいを維持したいね。
BCS4 = ぽっちゃり：肋骨に触れることは難しくて、腰のくびれもない。ちょいダイエットしたいね。
BCS5 =肥満：ずんぐりむっくり。横も縦もボンボン！痩せようぜ！
ダイエットは１か月に10％以上は落とさないように注意して。健康的にダイエットしましょう！
アロメトリー式
体サイズの変化が生物の機能にどのように、またどれぐらい影響があるのか知りたい時に、生物は相対的にアロメトリー式で記述することがHuxelyとTessierによって提唱されました。
y = axb
犬の場合は、a=70、Ｘ＝体重、b=0.75 だとのことです。読んでいても頭に入ってきませんので、詳しくはこちらをご覧ください。