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電卓でつみたて複利計算する方法|年金終価係数を掛けるだけ

つみたて運用をした場合に、将来いくらになるのか計算するときは、複利計算をしますが、電卓で複利計算するには、この「年金終価係数」を知っていれば、すぐに計算できます。

さっそく積立複利計算に「年金終価係数」を計算しておこう。

毎年積立額万円
年利率
年数



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[関連]複利計算シミュレーター

複利計算【積立複利】
複利計算【元利合計】

 

電卓複利の計算式

電卓で複利計算するには、積立額と年金終価係数をかけるだけ!超かんたん!

運用後の積立額 = 毎年の積立額 × 年金終価係数

めっちゃ簡単ですね。。。って年金おわり?か?係数?なんじゃそりゃ?

年金終価係数(ねんきんしゅうかけいすう)といいますが、この係数さえ知っていれば電卓ですぐに計算できるというわけです。

年金終価係数とは、一定期間、一定利率で毎年一定金額を複利運用で積み立てたとき、将来いくらになるかを求める時に使用する係数です。

 

年金終価係数の計算式

年金終価係数を知ってれば電卓で計算できるんはわかったけど、どうやってこの係数を計算すればいいのでしょうか?

この年金終価係数は、「期間n」「利率r」で計算できます。

年金終価係数={(1+利率)期間 −1}÷利率

こんな感じで計算できます。

この計算式をしっていても、期間が乗数なので、通常の電卓ではなかなか計算が大変ですよね。

 

金融電卓を使えば超カンタン!

電卓は電卓でも、関数を計算できる関数電卓もありますが、

金融の計算に特化した金融電卓というものがあります。

銀行の住宅ローン担当者や、不動産屋、ファイナンシャルプランナーなら持っていることでしょう。

私はカシオのBF-750-Nをもう10年以上使ってます。すでに二代目です。電卓なのに5000円もしますが・・・これがないと仕事になりません

カシオ CASIO 金融電卓 BF-750-N [12桁][BF750N]

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感想(6件)

つみたてNISAをS&P500で運用したら、いくらになるか?

つみたてNISAをS&P500で20年運用したらどうなるのか?

S&P500の運用平均利回りは約6%なので、期間20年で計算すると年金終価係数と元利合計は下記のようになって、積立額800万に対して、運用結果は理論上1470万になる!

【計算結果】
年金終価係数 積立金額
1 1 400,000
2 2.06 824,000
3 3.184 1,273,600
4 4.375 1,750,000
5 5.637 2,254,800
6 6.975 2,790,000
7 8.394 3,357,600
8 9.897 3,958,800
9 11.491 4,596,400
10 13.181 5,272,400
11 14.972 5,988,800
12 16.87 6,748,000
13 18.882 7,552,800
14 21.015 8,406,000
15 23.276 9,310,400
16 25.673 10,269,200
17 28.213 11,285,200
18 30.906 12,362,400
19 33.76 13,504,000
20 36.786 14,714,400

FP2級、3級での例題

ファイナンシャルプランナー技能士2級や3級の試験にも、6大係数の一つとして「年金終価係数」の問題がでます。

例題

年利3%の複利運用で毎年5万円を積み立てると、15年後に元利合計はいくらになるか? (下表:年金終価係数表)

年数 1% 3% 5% 7%
1年 1.000 1.000 1.000 1.000
5年 5.101 5.309 5.526 5.751
10年 10.462 11.464 12.578 13.816
15年 16.097 18.599 21.579 25.129

解答

年金終価係数表の3%、15年を見ると、係数が「18.599」とあるので、これに積立額5万円を掛け算すると答えが出ます。

将来の元利合計=5万×18.599 = 929,950円

となります。元金を元にする「終価係数」などと混同しないように注意が必要です。積立運用=年金終価係数!と覚えましょう。

   

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