肺年齢を知って禁煙しよう!
自分の肺年齢は何歳ぐらいなのか気になりますよね。
肺年齢は、性別、身長、年齢と病院とか人間ドックで測った一秒量(FEV1)と努力肺活量(FVC)で計算できます。40歳超えたら年1回は肺活量の検査をした方がいいらしいよ。
それでは早速計算してみよう!
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肺年齢の計算方法
肺年齢って、もともとCOPDっていう病気が喫煙者に多くて、禁煙を促す為にCOPDって言っても理解されないから、あなたの肺年齢は何歳ですよ!禁煙しましょうね!っていう指標で作られたらしい。
計算方法は一般的に、日本呼吸器学会2001が出した、性別と年齢、身長だったら標準的にはこれぐらいだよねっていう予測式があるんですが、そこから逆算する感じです。
手順はSTEP①~③だけです。
STEP① 実測値から肺年齢を計算
計算式は、予測式の逆算なのでこれを使います。
男性:(0.036×身長(cm))-1.178-FEV1(L))/0.028
女性:(0.022×身長(cm))-0.005-FEV1(L))/0.022
STEP② FEV1とFVCから一秒率%を算出
1秒率(FEV1%)=1秒量(FEV1)÷努力肺活量(FVC)×100
70%以上なら、計算結果が肺年齢(18歳~95歳)
70%未満なら、STEP③へ進む
STEP③ FEV1とFEV1の予測値から%一秒量を算出
%1秒量(% FEV1)=FEV1実測値÷FEV1予測値×100
この時使われる、予測値を計算する式は「肺活量を計算しよう。」に書いてます。
100%以上なら、実年齢=肺年齢
100%未満なら計算結果が肺年齢(~95歳)
という具合です。簡単ですね。
予測式による肺年齢の違い
さっきのSTEP①で計算式を示しましたが、実はこの予測式にはいくつかあるんです。。
<Baldwinの予測式>
男性:(0.0344×身長(cm))-1.0-FEV1(L))/0.033
女性:(0.0267×身長(cm))-0.54-FEV1(L))/0.027
※結構古いやつで、日本人向けじゃないかも。男性~69歳、女性~79歳まで。
<日本呼吸器学会2001の予測式>
男性:(0.036×身長(cm))-1.178-FEV1(L))/0.028
女性:(0.022×身長(cm))-0.005-FEV1(L))/0.022
※一番、一般的に使われてるやつ。普通はこれで肺年齢を算出。18歳~95歳
<LMS法2014による予測式>
男性:FEV1 = exp(-7.5722+1.9393×ln(身長)-0.3068×ln(年齢)+Mspline)
女性:FEV1= exp(-6.9428+1.8053×ln(身長)-0.3401×ln(年齢)+Mspline)
※これはFEV1を求める予測式だけど、これを逆算すればいい!とは言ってもこんな式の逆算なんてよくわからないので、力技で計算してみた笑。男性は17~95歳まで、女性は17~93歳まで。
たぶん。一番、新しくて、正確!!この計算式で肺年齢を計算しているサイトは2019年8月時点では、このサイトだけだと思う。
肺年齢で病気の判定!?
実測値を検査した時に、既に医者から何か言われてるかもしれないけど。標準的な肺活量との差で、病気の疑いを判定できるとのこと。COPDっていう閉塞性換気障害のレベルがわかるらしい。
上のSTEP②の一秒率%とSTEP③の%一秒量を基に、下記表を用いてCOPDの判定がされる。この評価は2001の式を使っている。
参考:肺年齢.net,日本呼吸器学会
2020/05/06