複利計算【積立複利】|毎月コツコツ資産運用を計算。
つみたてNISAやiDeCo、投資信託など、毎月積立しながら資産運用した場合に複利でどれぐらい増えるのか計算してみよう。
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つみたて複利の計算方法
と積立複利計算の計算式についてご紹介します。
①毎月利息を計算する。
初月の利息 =(当初の元金+積立額)×(年利率÷12)
翌月以降の利息 =(当初の元金+積立額×月数)×(年利率÷12)
※利息の端数は切り捨て
②利息を課税するか否か。
通常、利息が付いたら所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%の合計20.315%の税金がかかる。
銀行に預けていたり、証券口座の特定口座で運用していたら自動的に源泉徴収されるので、税引き後の利息を受け取ることになる。
もちろん、運用がマイナスの時は課税されない。
③利息を元金へ組み入れる。複利の力を使う!
儲かった利息を元金にいれて、元利合計に利息を付けていけてば、雪だるま式に資産が増えることでしょう。
利息を元金へ組み入れる期間を、月複利・半年複利・年複利で組み入れる時期を選択できるようにしています。
利息組み入れ後の元利合計 = 当初の元金+積立額×月数+税引き後利息
組み入れ後翌月の利息=(組み入れ後元利合計+積立額)×(年利率÷12)
こんな感じで、1から0.1を生み、今度は1.1から0.11を生みだすような感じになる。まぁプラスの運用の時だけだが…
積立投資のメリット
毎月こつこつ積立しながら運用するメリットは、「ドルコスト平均法」を利用した方法で、長期で時間をかけて、同じ金額を投資することです。
例えば…景気が悪くて、株価がどんどん下がっている時期に毎月1万円のつみたてをする場合
- 1株 100円 ⇒ 100株購入
- 1株 95円 ⇒ 105株購入
- 1株 90円 ⇒ 111株購入
- 1株 85円 ⇒ 117株購入
- (合計:433株 購入金額:4万円)
こんな感じで、株価が下がっている場合は多くの株式を購入することが出来ます。平均購入価格は1株92.3円となるので、景気が回復して93円以上で売れば利益が得られる計算になるのだ。
このドルコスト平均法を使うと、ずーと右肩上がりをしている株よりも、U字やJカーブを描くような株を、毎月こつこつを購入する方がより、安く多くの株を買う事ができて、株が上がった時に多く儲かるのです。
要は、上がるか、下がるかわからないていうか、考えるのも面倒なので、とりあえず毎月こつこつ買っていれば、リスクを少なくすることができるということですね。
まぁ後々上がればの話ですが、、、ずーと下げている投資先は、ドルコスト平均法を利用しても、勝てないでしょうね(笑)
どういう方法で積立投資を行うのか?
①iDeCo・企業型確定拠出年金
言わずと知れた?自分で貯める退職金制度です。
今もありますが、昔から企業年金(確定給付型年金DB)っていうのがあって、終身雇用の時代で、企業が責任を持って社員の上乗せ年金を運用してあげるよと、そして、年金額も確定しているので、損したら企業が負担してあげるよ!っていうなんていい会社なんだ!!!みたいなものがあるのですが、昨今、終身雇用の時代でもなくなり、退職後まで企業が面倒みることもできないよねってなって、欧州を見習って、多少お金も出すけど、運用の責任は社員自身が負ってね。ていうのが、企業型確定拠出年金401K(DC)だ。
この企業型確定拠出年金は、掛金が所得から控除されるので、社会保険料や所得税・住民税を下げることができる!すると、非課税所得から投資するので、投資した時に既に、社保・所得税・住民税分がお得になっているというものだ。
iDeCoは、個人型確定拠出年金だから、社会保険料の控除は受けられないが、所得税・住民税を下げることができるだ。
だから、iDeCoや企業型DCを利用する方が一番、いい投資法だろう。
毎月、給与から天引きや給与口座から引落で、厳選された投資先に毎月こつこつ投資を行うことができるのだ。
ただ、60歳までは引き出せない。お金を使いたい時に出せないのはデメリットだが、複利で絶対に必要な、長期の時間を得られることには、最大のメリットでもある。
②つみたてNISA
次につみたてNISAを思い浮かべるだろう。こいつは、年間40万円までの投資額までは、利息が非課税となる。
利息が非課税ということは、儲かったら税金20.315%を払わなくてもいいということだから、もし100万円の利益がでたら20万3150円の税金が非課税となるから結構大きい。
非課税期間は20年。
20年後は、初年度の投資40万円分を売却する必要がある。売却しないと、一般口座や特定口座に時価で移されて、売却すると課税されるので、タイミングを逃してはいけない。
今は、つみたてNISAに興味を持ってやりはじめてる投資初心者も多いだろうが、果たして、うまく出口を出れるだろうか…
③生命保険(円建て保険・ドル建て保険・変額保険)
何も考えず、日本だけでリスクなんて取りたくないなら、日本円での積み立て保険だろう。なにも考えなくても、保険会社が適当に国債運用して、おまけに死亡保障とか特定疾病も保障してくれるが、予定利率は0.25%とか、、まぁ元本割れも免れないものが多い。
ただの個人年金保険でもいいのかもね。保険料控除も受けれるし。ずっと円を買うのでドルコスト平均なんて全く関係ないが。。。
ドル建て保険は、毎月ドルで保険を買っていく。円固定払いならドルコスト平均だが、ドルの円換算払いはドルコスト平均にはならない。
ただ、円建ての保険よりも、予定利率が高い。コロナで下がっても2.5%ぐらいはあるので、安い保険料で、大きめの保障や、払込期間終了後には100%を超える可能性も高い。
変額保険は、最近、保険屋さんに当たれば、ユニット・リンクなど変額保険を薦められるのではないだろうか。これは、毎月の積立額から保険会社が変わりに投資信託等を買って、うまくいったら増えますよって保険だ。
まぁ積立中の死亡保障は保証されているが、運用資産は保証されてない。直接、投資信託とか買うのが面倒な人などには向いてるのだろう。毎月定額の支払いなので、ドルコスト平均を利用したものだろう。
④投資信託や株を毎月買う。
一番一般的なのかもしれないが、投資信託、ETF、株を毎月同じ額購入する方法だ。将来性がありそうな企業や業界に投資をしてみてはいかがだろうか。
投資は自己責任なので、自分でしっかりと投資先を選定し投資する必要があるが、iDeCoやつみたてNISAと違って、上限がない。がっつり投資の人にはこの方法だろうね。